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第228話

「アル様を……、助けてください…っ」 「そうねぇ。じゃあ死ぬ代わりに、私と罪を犯しましょ」 シエルはミリィに手を引かれるまま、ベッドに横になった。 半袖に短パン、惜しげも無く晒されるシエル肌を、上から下まで見下ろして、ミリィは舌打ちをした。 「私より綺麗な肌なんて、ほんっとに憎たらしい」 「い…、痛っ!!」 爪を立てられ、シエルの太腿から一筋の血が垂れる。 「男のくせにこんな女みたいな服着て。こうやって、アルベールのことも誘惑してるのかしら?ほんと反吐が出そう」 「や、やめて!何するの!?」 シエルはビリビリと服を引き裂かれ、両手を頭上で縛り上げられた。 ミリィはシエルの短パンも脱がせ、そして、貞操帯を見て絶句した。 「な、何これ…。信じられない……。まさか、アルベールがつけたとか言わないわよね……」 「み、見ないで!!」 「こんなことするほどに、あなたに執着してるんだ。へぇ…。じゃあ、尚更あなたのこと、グチャグチャにしなくちゃね」 ミリィは針金を使い、貞操帯の鍵を解錠した。 久しく外の空気に触れていなかったシエルの性器は、ふるふると微かに震え、そして、ミリィはそっとシエルの性器に指を添えた。

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