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第248話
「正直に話せ」
その声色には、怒りと冷ややかさしか込められていなかった。
「も………許して……くださ…ぃ」
「なら、さっさと答えろ。貞操帯は誰に外された?」
「ふぅ……ぁ、あっあぁ…!」
全く答えようとしないシエルに、アルベールは呆れ、シエルの性器にコックリングを嵌めた。
シエルのアナルにバイブを入れ、ベッドサイドの椅子に座って、足を組んで傍観していた。
バイブが奥のいいところに当たるたび、シエルは体を震わせ、性器の先から汁を溢した。
「答えないなら、また上げるぞ」
「ゃっ…、はぁあ」
アルベールがスイッチを押すと、シエルに挿されたバイブの振動が強くなり、シエルはびくんと身体を揺らした。
「どうして答えない?」
「………ぁっ、んん!」
「弱みでも握られてるのか?」
「………………ぃで」
「あ?」
シエルがアルベールに手を伸ばし、何か伝えようと口を動かしたのがわかった。
「嫌わないで…っ」
シエルははっきりと、そう口にした。
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