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※その⑮手伝ってあげましょう

「ポチ?続き、やらないんですか?」 佐久良は普通にそう言うが、人が見てる前で出来ないことが普通だと考えている。が、佐久良にそれは通用しないのだ。佐久良がやれと言ったらやる。ここで生活していて、それが鉄則の掟だと信之助でも理解できた。 「や、やるけどぉ、」 「ん?」 「おっさんを、そんなジロジロ見んなよ、」 そう。信之助はそれが恥ずかしいのだ。 どういうわけか、信之助をジッと見ているのだ。それが恥ずかしい。恥ずかしいはずだが、信之助のそれは佐久良に見られるだけで脈打っていた。 それを知られたくないのもあるし、本当に恥ずかしいという気持ちもある。だから、見ないでと言ったつもりだった。 しかし、それを受け入れないのが佐久良である。 「ポチのは、本当可愛いですね。ビクビク脈打って、」 「ちょっ!それだめ、ひぃんっ」 信之助のそれの先端に当てていた指先を、佐久良はくるくると動かし始めた。自分で擦るよりも気持ちよくて、唇を噛み締めて声を我慢した。しばらく佐久良がそうしていると、くちゅくちゅと小さな水音が聞こえてきた。 「ふぁ、さくらぁ。んんぁ」 「気持ちいいですか?」 「んぅ。きもち、い」 本当に気持ちよくて、頭がぼんやりとしてきた。信之助の状態に気をよくした佐久良が、さっきよりも強く指先を動かしてくる。 「ほら、ポチも手を動かしてください」 「ん、んっ」 「もっともっと気持ちよくなりたいでしょう」 耳元で、佐久良のイケメンボイスでささやかれたらたまったものじゃない。信之助は、もう何が何だか分からなくなって。必死で自分のそれを手で擦っていた。 「イきそうですか、ポチ」 「いく、いくっ」 「いいですよ。イく姿、俺に見せてください」 くちゅりと音をたてて耳を舐められて。自分の手で擦ってるのと、佐久良に擦られている先端と、耳を舐められたこともあって。 「ひ、んっ!」 久しぶりに、信之助は溜まっていた熱を出せた。

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