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閑話
【俺達だって主役になりたい!!】
※会話文のみです。
秀「ということで、ただいまより『次の主役は俺達だっ』プレゼン大会を開催したいと思います。今回司会をします、島田秀太25歳。よろしくお願いします」
誠「えーっと、息子に参加しろって言われたから参加をしています。島田誠太郎です」
柊「篝山柊だ」
直「えっと、その、その25でちらりと出させてもらった霧生直人です。一応、秋島組の組員をしています。42歳です」
藤「羽山藤四郎です。何で呼ばれたか分かりませんが、よろしくお願いします」
秀「藤四郎、年齢言えよ」
藤「チッ。お前と同じ25だよクソがっ」
誠「そこの2人、会う度に喧嘩しないの。ほら、秀太はいろいろ進めないといけないんだろ?」
柊「誠太郎を困らせるな、秀太」
秀「ちっ。分かってるよ、親父共。で、今回のプレゼン大会の趣旨は、実にシンプル。佐久良が主人公って、あり得なくないか?」
藤「組長が主人公というより、信之助さんが主人公なんだけどな。あ、バカには分からねーか、バカには」
秀「あ、んだとてめぇ」
誠「こら、拳骨されたいの?2人も」
直「あれ?確か、誠太郎さんの拳骨って」
柊「メチャクチャ痛い」
秀&藤「すいませんでした」
誠「ん。よろしい」
柊「で?秀太、まだ説明全然終わってねーじゃねーか」
秀「分かってるよ。で、このプレゼン大会はいたってシンプルなんだよ」
誠「ふーん」
秀「もし、この『35歳、おっさんの正しい飼い方』の派生の小説を書くとしたら、主役は俺がいい!っていうプレゼンだ」
誠&柊&直&藤「………………………」
秀「ということで、派生の小説を書くとしたら俺と直人さんを主役に!俺と直人さんの、愛ある日常を書いてほしい。というか知ってほしい。俺×直人さん。最高」
直「しゅ、秀太くんっ。何言って、俺恥ずかしいっ」
秀「……………今すぐここでブチ犯したい」
藤「俺の仲間を犯すなバカが」
秀「お前の仲間以前に、俺の恋人!俺の犯しは愛ある犯しだから、いいんだよ」
柊「でもなぁ、お前達の愛ある恋愛物語書いたって人気はでねぇだろ。だったら俺と誠太郎の、過去の話とかどうだよ。いいぞ、な」
誠「えー。俺は嫌だよ。過去を蒸し返されるのは、その、恥ずかしいじゃないか」
柊「…………………ブチ犯したい」
藤「はぁ。まともな人がいない」
秀「でも、恋人の存在は出てても名前は出てねぇ藤四郎にプレゼンは難しいなぁ。よっ、ダサ男」
藤「はぁ?俺にだって可愛い恋人がいるから、プレゼン出来るに決まってるだろ」
秀「はっ。あのデブが?」
藤「そこがいいんだろうがっ」
誠「だから、そこの2人喧嘩はやめろって、あれほどっ」
柊「あーあ。やっぱりガキだな」
直「あわわわわ」
佐「ポチなら、どの話を読んでみたいですか?」
信「は?それを決めるのは、大抵読者か作者のどちらかって決まってんだよ」
佐「そうですね」
信「それより、ルンダの色どうしようかな。黒のかっこいいダンディにするか、赤の麗しいレディにするか」
秀「だから、俺と直人さんの愛ある日々の」
柊「だから、俺と誠太郎の過去の話をだな」
藤「俺とその恋人の話にすべきです」
誠「俺はやめてほしいなぁ。な、直人」
直「もちろんですっ、恥ずかしい」
END
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