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《4人の関係》
そして、PM 4:00前頃、アパートの戸がノックされる。
「おーい!俺だよー、開けて!」
同時に聞こえる明るい声。
「いらっしゃい、ルードが一番に来たな」
ルードを笑顔で招き入れる。
「ヨシもまだ?みずき帰ってないんだな、いつ頃帰るって?」
相変わらずの綺麗な金髪をかきあげて部屋に上がりながら聞いてくる。
「たぶん、みずきは5時半には帰ってくるよ、ヨシはそのうち来るんじゃないかな…」
アキラは答えて…ルードの後姿を見つめる。
スラッと背の高くなったルード、モデルをしてるだけあって、服のセンスは良くてカッコイイ黒でまとめている。
しかし、片手に白いビニールの買物袋をさげていて、微妙にミスマッチだ…
アキラが思わず笑ってしまうと、ルードが…
「何?あぁコレ?今日は…年越しそばとブリの照り焼き、味噌汁に、アキラの好きなフレンチサラダね、…あと、ヨシたち酒飲むんだよな…ツマミもあるよ!」
ニッと笑って答えながら台所に持っていく。
「…悪いな、買物まで…でも、その格好で食料品店に1人で行ったのか?目立つだろうなぁルード」
軽くつっこむと…
「いつも行ってるから、レジのおばちゃんとも仲いいんだぜ俺…」
袋から中身を取り出しながらいう。
「ルードって誰とでも仲良くなれるよな、凄いと思う」
だから好きなんだよな…それだけ、人をひきつける力がルードにはある。
「笑って話かければ、だいたいは答えてくれるよ?」
「それも、思ったより難しいんだぜ、一般的には。ん?…料理今からするのか?」
エプロンをつけているルードをみて聞くアキラ。
「うん…作れるものは作っておこうと思って、アキラは休んでていいよ」
優しく声をかけてくれる。
「わかったよ、ルードって料理手伝わせてくれないもんな…」
ソファに座りながらいう。
「俺が作った料理を食べてもらいたいからな!待っててな!」
そう微笑んでルードは、てぎわよく調理にとりかかる。
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