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第21話

「確かにな…アキラに沢山食べさせるのはルードでも難しいんだな…」 妙に納得して答えるみずき。 アキラは2人から言われて少しスネたように言葉を出す。 「オレの食事量のコトは、ほっといてくれ…それよりヨシは?一緒じゃなかったのか?」 そういえば、と…みずきに聞くアキラ。 「今、車を置きにいっているから、もう来ると思う…」 みずきもアキラの傍らにいく… みずきが言ったすぐ後に、入り口のドアの方から大きく響く声が聞こえる。 「おーい!みずきー、ちょっと持ってくれよ!」 「ヨシか…」 みずきは座る間もなくドアに向かっていく。 「ヨシ、相変わらず元気だなぁ…」 ルードも立ち上がってみずきを追いかけていく… 「お邪魔しまーす!駐車場遠いから重てーのなんの、ホイ」 ヨシは出迎えたみずきに、持ってきた酒の缶類の袋、二つのうちひとつを手渡しながら入ってくる。 「また、随分買ってきたな」 みずきが呆れていうと… 「誰かさんのリクエストでね、あーっ!ルード、すげー久しぶり!」 笑顔で軽く声をかけてくるヨシの手から残りの袋を受け取りながらルードも元気よく答える。 「おう!久しぶり…ホント変わってねーな、ヨシは」 ある意味、感心しながらいうルードにヨシは笑顔で… 「サンキュ、つーか、でかくなったなぁ…俺とそうかわらねぇ、まだ俺の方が少し高いか?」 目線で背丈を確認して聞く… 「…今、178くらいかな…、なんか一年で…7、8センチ伸びて俺もびっくりだよ、関節イタイし…」 少し顔をしかめていうルード… 「それ、わかるわかる、俺も高校になって急に背伸びたからなー、関節とか違和感あるんだよ…」 「おい!コラそこ、2人で意気投合してないで、こっちこいよ!ったく…」 なんとなく不愉快なアキラ、口調を尖らせていう。 「はいはーい!あ、みんな来たからご飯用意するよ!」 ルードは一旦アキラの元へ戻ってきて酒の袋を置いて、食事を温めるためキッチンへ向かう。

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