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第72話
その後、順々に屋台などを巡って…
初詣を楽しむ6人…。
「なーなー、おみくじ引いてみようぜー!」
ルードがみんなを呼んで声を出す。
「おみくじか…引いてみる?みずき」
アキラもみずきを誘う。
「そうだな…」
そっと微笑んで答えるみずき…
「俺たちもひこうぜ!コウジ!」
「うん…」
コウジたちも並んで順番におみくじを引いていく。
「おおーーー!!」
そして、一番に引いた瞬助、おみくじを見て声を出す。
「ん?なになに?」
それにルードが反応して聞く。
「見ろ!大吉!!」
おみくじを見せて喜んでいる。
「おおーすげー!」
手をたたいて驚くルード。
「らしいといえばらしいよね…」
コウジも引きながら呟く。
瞬助はなんでもとりあえず人より飛び抜けているから…
「お前はどうなんだよ」
聞き返す瞬助。
「僕は中吉」
「はは~無難だな~」
ルードもおみくじを引きながら笑う。
「お前らしいお前らしい」
瞬助もお返しに笑って頷いている。
「あ、!俺も大吉~!」
そしてルードも大吉を引き当てたようだ。
「おお~ルーも??お揃いだな」
おみくじを見せ合いながら話しかける瞬助。
「げっ!!」
そこへヨシがおみくじをひいて声を出す。
「どーしたヨシ?」
ルードは近づいて様子をうかがう。
「やっべぇこれ…」
そう、引いたおみくじを見せる。
「うわ、大凶!!」
驚くルード。
「マジ?」
近くにいた瞬助も驚いている。
「初めてみたー!」
ルードが感心しながらいうと…
「今年ダメかも俺…」
がっくり肩を落とすヨシ。
「まぁまぁ!気を落とさずに!それより下がることはないんだからさ!」
微妙な励ましに苦笑いのヨシ。
「ルード…」
「俺が大吉だから、一緒にいたら中和されるかもよ」
さらに励ますルード。
「はは…」
「みずきは?」
そして、おみくじを読んでいるみずきにも聞くルード。
「あぁ…凶だな」
「あー…、一番微妙…」
さすがにルードも苦笑いしながら呟く。
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