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《本番》
撮影がはじまり…スタジオに、にわかに緊張感がはしる。
終撮には2パターンのSEXシーンが含まれ、ひとつは室内での撮影、短い強姦の話。
そして、野外セットでの強姦の撮影…。
室内での撮影を撮り終えて…続けて、今は野外撮影をおこなっている。
「あかん、あかん!ストップや!」
監督の声で、中断する撮影…
「…ゴメン、今のもオレ…」
人工芝の上にアキラを押し倒したまま止まるカズキ。
囁くように謝ったのはサクヤことアキラ。
「サクちゃん!」
監督から叱るように呼ばれて…
「スミマセン…」
すぐ謝るサクヤ。
「先輩、大丈夫っすか?」
心配して聞く。
室内での撮影はスムーズにいったのだが、野外撮影になって、アキラがNGを連発しているから…
「今の…靴脱げなかったんだゴメン…」
押し倒され抵抗している間に最低片方は靴を脱ぎ飛ばさないと、ズボンをずらしたときに引っ掛かってしまうから…。
「…フォローできるとこはします!言ってください…」
さっきの室内での強姦撮影が負担になっているんだろうと思って声をかける。
「…ありがとう」
息をつくように礼を言って…撮影体勢に戻る。
確かに強姦撮影を続けて2回とるのはキツイけど、原因はそれだけじゃなくて…
薬の副作用からくる倦怠感、眠気と頭痛で集中力が途切れさせられる…
「ええか?ほな、09からスタート!」
サクサク進めるタイプの監督なので、休憩やおしゃべりの時間などない…すぐ撮影開始だ。
「俺から逃げられると思うなッ!」
逃げるサクヤの腕を掴みカメラの位置をはかって押し倒す。
「っ嫌!放せ…っ、や…」
再び人工芝に押し倒され、衝撃に苦痛の表情を浮かべるサクヤ。
今度は足をばたつかせ、必死に靴を脱ぎ捨てる。
カズキは上服を掴み、力任せに引き裂く…
「必ずお前を俺のものにするッ!」
怒鳴るように言いながらサクヤを抑え乱暴に唇を奪う。
「ん、ぅ…ッ」
抵抗して顔を背ける。
「ッ俺を愛していると言わせてやるッ!俺だけをッ」
カズキは流れるような早さでズボンに手をかけ…
ベルトを外し、ズボンをずらす…
身体にあかくアトがつくほど強く口づけていく…
「ッ嫌だ…絶対、お前なんかの…いいなりに、なるもんか…、ァッ!」
拒否の言葉…
絶妙のタイミングでサクヤの秘部を手で刺激するカズキ…
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