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第100話

「…サクヤ、っ…俺を見ろッ」 グッと挿したまま、サクヤの身体を反転させ、向かい合わせに抱き起こし… そのまま騎乗位に持っていくカズキ。 「ァっ…嫌、ふっ…ぅ、ァ…」 容赦なく下から突き上げられ… カズキの上で喘ぎ… 身体を後ろへ反らせるサクヤ。 綺麗な身体のラインがカメラに収められる…。 呼吸が上がり熱くほてる身体… 下から突き上げられ、身体が浮くほどの激しい動きに…身体が麻痺しそうな感覚を味わいながら… ラストまでの演技を頭に描くサクヤ… あと少し…、間違えないように…。 両手でサクヤの腕と腰を持ち、思うように動かし… さらに快感を得ようと深くまで繋げ、腰を小刻みに突き上げるカズキ… 「ぁァッ、ん…や、もぅ…」 終わらない動きに…苦しくて… 瞳に透明な涙が浮かびつたい落ちる… そして、快感を煽り、絶頂を迎えるためさらに激しく強くサクヤを突き上げるカズキ… 「アァッ…ぃ、嫌ッ、やめ…て、ッァ…」 紅潮した頬… 刺激が強すぎて、身体をビクンとひきつるように震わせ…中を犯すカズキを締めつける。 「…っ、ぅ…サクヤッ」 しなるサクヤの身体を支え、見つめながら… カズキはそのままサクヤのなかに達し… 熱いサクヤの胎内に猛る想いを勢い良く出し尽くす…。 「っん、…は、ぁ…っ」 その感覚に、ぶるっと身震いするサクヤ… 荒い呼吸…手足の末端が痺れるような感覚が残る…。 今にも気を失いそうな感覚がはしるが…なんとか意識を保ち演技を続けるサクヤ。 カズキを含んだ騎乗位の体勢のまま…苦しげに息をつく…。 ぐいっとサクヤの細い腰を持ち上げ、接続部から溢れ出し…太腿へ滴るカズキの白液をカメラに収めさせ… そのまま再びカズキの肉棒を挿し込む… 「ぁ…ッ、や…!」 ビクっと震えるサクヤ… 小刻みに首を振り拒否を訴える… 「ハァ…ッ、っ…愛してると言えっ!」 荒い息を整える間もなく、自分の上でうつむくサクヤの身体を下から見つめながら怒鳴るカズキ。 「…っ」 言葉が出ず… ふるふると顔を振り拒否するサクヤ… 「ッ!…俺を見ろッ!」 カズキは斜めに上体を起こして… うつむくサクヤの頭を寄せ…無理矢理口づける。 「ん…ぅ、や…だ、嫌だ…」 微かな声… 力無く拒否し…カズキの肩や背中を叩き押しのけ、繋がった部分を外そうとするサクヤ… 「…くそッ!」 カズキはそれを許さず…腰を抑えつける。 「あッ!ぅ、ァん…っ」 そうされることで、サクヤのナカで硬さを保つカズキのそれが内側を刺激して、快感に声が漏れる。 熱く痺れる感覚にめまいをおぼえるサクヤ… 「…っ、ふ…セイヤ…」 ほろほろと涙とともに小さく呟くサクヤ。 「…ッ」 パシッ!とカズキの平手が飛ぶ… そして低く言葉を出す。

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