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くすぐり罰ゲーム①

「じゃあ、罰ゲームな」 「くっ…」 ひよしさんがニヤニヤしながら言った。 対戦ゲームで負けた方は罰ゲームという事になっていた。 罰ゲームを提案してきたのはひよしさんで、 僕は、このゲームで一度も負けたことがなかったから、二つ返事でOKした。 完全に舐め切っていたのだが、まさか負けてしまうとは。 っていうかひよしさん、各段にレベルアップしていた。 問いただしてみると、夜な夜な練習していたらしい。 全ては、僕を負かして罰ゲームをさせるために。 「ひよしさん…」 「ん?いまさら、やっぱ罰ゲームなし!とかはなしだぜ?男同士の約束だもんな。それとも空たんは女の子なのかな?」 「女の子じゃない!」 僕は、この顔立ちと身長にせいで、女の子に間違えられる事が多い。 それをからかわれるとついカッとなってしまう。 「そうだねー、空君は男の子だもんね。じゃあ男は黙って約束通り罰ゲームしてもらおうか」 「うぅ…っ」 そう言うと早速寝室へ連れていかれた。 この人、100%えっちなことする気だよ。 その為に夜な夜なゲームの練習して、、、これが大人のする事だろうか。

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