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満員電車の悪夢⑧
私は、脱がせたシャツで空の両腕を後ろ手に一纏めに縛り、胸を差し出させるようにした。
私の目の前にある可愛い胸の尖りを、私はむしゃぶりつくように愛撫した。
「やぁんっ、だめぇっ、ぁ、んぁ、っあ!」
彼は可愛い声を上げる。
なんて淫靡なのだろう。
乳首を弄られただけでこんなにも乱れてしまう少年の痴態に私は興奮が止められなかった。
可愛らしい小さな乳首は、私の唾液に濡れ、赤く尖りぷっくりと立ち上がっていた。
それをうっとりと眺めると、もう片方の乳首をじゅるるるると音を立てて吸った。
「やぁぁぁぁぁんっ!」
彼は背中を反らせて一層甲高い声を出した。
乳首をペロペロと舐める。
「やぁっ、ぁん、はぁ、ぅん」
もう片側のさっきまで弄っていた乳首をきゅっと摘んだ。
「ひゃうっ、やだぁっ」
次は乳首を引っ張った。
「ひゃぁぁんっ、ぁんっ、ひっぱらないで…ッ!」
口に含んでいた方の乳首は前歯で甘噛みしてみた。
「ぅあっ、いたぃっ、ゃ、それやぁっ!」
そしてまた乳首をペロペロと舐め回した。
「あぁんっ、らめぇっ、それ、ゃ、もうやだぁっ…!」
あぁ、なんて幸せなんだろう。
一生、彼の乳首を舐め回していたい。
空いていた手の指で、縦長の形の良いおへそをツーっとなぞってみた。
「ふぁっ、ん、ゃ」
これにも感じてしまうなんて、本当にいやらしい身体をしている。
私はようやく乳首から口を離し、彼を見下ろした。
空は、ハァハァと肩で息をしながらキッと私を睨んだ。
その時初めて目が合った。
彼は初めて私の顔を認識したようで、驚いたような顔をしている。
相変わらず彼の目は吸い込まれるほど大きかった。
キスをしたくなった。
彼の薄いプルプルとした唇を奪いたかった。
そっと顔を近付けようとした時、空が初めて私の目を見て言った。
「…傘、くれた人?」
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