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身体、洗ってやるよ①
僕がシャワーを浴びてると、いきなりドアが開き、素っ裸のひよしさんが入ってきた。
「うわっ、なに!?」
「たまには、一緒に入ろうぜ」
そう言ったひよしさんは、何の遠慮もせず浴室に入ってきた。
「や、やだよ。ただでさえバスルーム狭いのに」
僕は、両手で身体を隠しながら言った。
「いいじゃねーか。固いこと言うなよ。つーかお前、今更なに身体隠してんだよ。もうお前の身体は隅々まで見てるんだぜ?」
「やっ、そういう事ッ、言わないで…」
僕は顔を赤くして言った。
「あとさ、一生懸命手で身体を隠そうとしてるけど、腕の隙間から可愛い乳首が見えてるぜ」
そう言って僕の胸の突起を指でちょんっとつつく。
「あんっ、ゃ、変なことするなら僕、出るっ」
逃げるようにバスルームを出ようとしたが、ガバっと抱きつかれてしまった。
相変わらずの馬鹿力で僕は身動きが取れない。
ひよしさんの固く割れた腹筋や既にガチガチになった屹立が肌に触れ、僕はかぁっと赤くなる。
「まぁまぁ、たまには風呂くらい一緒に入ったっていいだろ。せっかく一緒に住んでんだから」
「で、でも、狭いよ…」
「こうやって密着してりゃ平気だろ」
「なんでお風呂で密着しなきゃいけないの!身体だって洗えないよ!」
「安心しろ、俺が洗ってやる」
ひよしさんがボディーソープを手に取りニヤァっと不気味に笑っていた。
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