76 / 284

にゃんこプレイ④

俺は、紙袋を持ってきて、中に入っていた猫じゃらしを取り出した。 「ネコさんがいるの!?」 空が目を輝かせて聞いてきた。 こいつそういや猫が好きだったな。 「空がネコさんになるんだよ」 そう言って紙袋から取り出したのは猫のコスプレセットだ。 猫ミミのカチューシャに、モフモフした猫の手足、それに尻尾だ。 それらを見た空は、一気に冷めた顔をした。 「…変態教師」 手で身体を隠しながら、俺を冷め切った目で見ながら言った。 「お前、急に冷めた顔したな…。数秒前に「ネコさんがいるの!?」とか言ってたくせに」 「聞いた僕がバカでした」 空はふいっとそっぽを向いた。 「じゃあ、猫さんに変身しようか?空」 「やっ」 俺は空の身体を抱き上げ、カチューシャと猫の手袋、靴を付けてやった。 逃げ回ろうとする空を押さえつけ、じーっと観察する。 「やだっ、こんな格好っ」 空はなんとか身体を隠そうとする。 「いやー、想像以上だわ。猫ミミ、可愛すぎるな。買ってよかったマジで」 猫ミミと猫の手足を付け、あとは裸の空。 めちゃくちゃ扇情的で超絶可愛い姿だった。

ともだちにシェアしよう!