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にゃんこプレイ④
俺は、紙袋を持ってきて、中に入っていた猫じゃらしを取り出した。
「ネコさんがいるの!?」
空が目を輝かせて聞いてきた。
こいつそういや猫が好きだったな。
「空がネコさんになるんだよ」
そう言って紙袋から取り出したのは猫のコスプレセットだ。
猫ミミのカチューシャに、モフモフした猫の手足、それに尻尾だ。
それらを見た空は、一気に冷めた顔をした。
「…変態教師」
手で身体を隠しながら、俺を冷め切った目で見ながら言った。
「お前、急に冷めた顔したな…。数秒前に「ネコさんがいるの!?」とか言ってたくせに」
「聞いた僕がバカでした」
空はふいっとそっぽを向いた。
「じゃあ、猫さんに変身しようか?空」
「やっ」
俺は空の身体を抱き上げ、カチューシャと猫の手袋、靴を付けてやった。
逃げ回ろうとする空を押さえつけ、じーっと観察する。
「やだっ、こんな格好っ」
空はなんとか身体を隠そうとする。
「いやー、想像以上だわ。猫ミミ、可愛すぎるな。買ってよかったマジで」
猫ミミと猫の手足を付け、あとは裸の空。
めちゃくちゃ扇情的で超絶可愛い姿だった。
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