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続・かなてぃの恋⑳

薄暗くてよくは見えないが、部屋にいるのはひよし先生と結城だ。 そして、2人は、 信じられないことに え、え、え、エッチをしていた…! ひよし先生のベッドの上で、ひよし先生が結城を後ろから突いているように見える。 こっちからは、ひよし先生の後ろ姿だけで、結城の事はよく見えない。 そ、そりゃ、恋人同士なんだから、エッチもするだろうし、それはわかっていたつもりだった。だけど、いざ本当に見てしまうとビビる。 俺は、泣き出しそうなのと、腰を抜かしそうなのと、鼻血が出そうなのを堪え、そっと扉の隙間から覗き、聞き耳を立てた。 「空、なんで声我慢してんだよ?」 ひよし先生が言った。 「…っ、ひよしさん…っ、ゃ、ぁっ、かなてぃ…に、聞かれちゃうよ…っ」 結城の声が小さく聞こえた。 俺は更に耳を研ぎ澄ませる。 「別に聞かれてもいいじゃねーか」 「や、やだよ、何考えてんの!バカ…っ!」 「バカだと?じゃあ声が我慢できないようにしてやるよ」 「え…、ぁ、やぁぁぁん…っ!」 ブホッ 俺は鼻血を吹き出した。 垂れたのではなく、吹き出したのだ。 ひよし先生が腰を大きく突き動かしたと思うと、結城が聞いたこともないような甲高い声をあげたのだ。 なななななんだよ、今の声! 結城の声…だよな? 感じてた…のか? 喘ぎ声だよな? あの結城が、こんなエッチをしている事自体、信じられないのに、あんなエロい声出すのかよ。 俺は、その声だけでギンギンに勃起してた。 あわててポケットのティッシュで鼻を拭いながら、再び目を凝らす。 ✽✽✽✽✽✽ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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