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ひよしさんの誕生日⑩
「空、もういっこお願いがあるんだ」
「…今度は何?」
「えっちしようぜ」
「…っ、なんでそうなるの!わっ」
俺は空をお姫様抱っこして、自分の部屋に連れて行った。
「おろしてよ…っ、ひよしさん!」
「ベッドの上に降ろしてやるよ。だいたい、誕生日にエッチするっていう展開は予想してただろ。」
空は顔を赤くして黙った。
図星だったようだ。
俺は空をベッドに寝かせ、さっさと自分の服を脱ぐ。
空が俺をじーっと見てた。
「なんだ?また俺の筋肉に見惚れたか」
「…否定はしない」
「お前マジで今日は素直だな」
「…っ、今日だけね…っ」
ツンデレか、このやろー。
俺はガバッと空を抱きしめる。
「今日だけ素直な空、また俺にキスしてよ」
「もう…っ」
空は頬を赤らめながら俺に口づけをする。
俺はそのまま空の頭を抑え、舌を入れてやる。
口内を舌で舐め回した。
「んふ‥っ、んん、ふぁ…」
唇を離すと、トロンとした顔の空がいた。
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