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ひよしさんの誕生日⑮
「空、本当に悪かったよ。いつも泣かせちまうけど、今回のはマジで悪かったわ」
「まるで、いつものは悪いと思っていないかのような言い方に聞こえるんですけど…」
空は涙を拭いながらじとーっと俺を見て言う。
「んなことねーよ。反省してるって。お詫びに、今から俺は空に何もしない」
「え…、どういうこと?」
「言葉の通りだよ。空の身体を触ったりしない。その代わり…」
俺はどんっと仰向けになった。
俺のいきり立ったものが天を向く。
「自分で俺のを入れて、動いてみてくれよ」
「えっ、そんなの…、できるか自信ないよ…」
「できるよ。自分でお尻を解して入れるんだ。俺、誕生日だし、空に気持ちよくしてもらいないなーなんて」
さり気なく誕生日という単語を入れたら、わかりやすく空の目つきが変わった。
なんつーか、ほんといい子だよな、この子。
「や、やってみるよ」
空は俺のところにおずおずと近付いた。
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アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825
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