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続続・かなてぃの恋⑧
それを聞いて愕然とした。
俺が、気まずくて結城を避けたせいで、結城は傷付いて泣いてるのか…?
「なぁ、吉井。俺が言えることじゃないが、空と仲直りしてやってほしい。あいつは超鈍感だから、お前の気持ちには気付いちゃいない。でも、空にとってお前は大切な存在なんだ。俺は、吉井に諦めてもらいたくてあんなことをしちまったけど、間違ってたな。本当に悪かった。大人気なかったと思うよ。」
ひよし先生の話を俺は黙って聞いていた。
「空に気持ちを伝えることも、そのままでいることも、お前の自由だ。お前が決めたらいい。俺にそれを止めたり、とやかく言う権利はきっとない。ただ、空と仲直りはしてやって欲しい。これは俺からの頼みだ。」
ひよし先生は俺に頭を下げた。
この人、本当に結城のことが大切なんだな。
ひよし先生の頭を下げる姿を見て、その事をひしひしと感じた。
「ひよし先生、俺、性欲に負けて結城にあんなことしちゃって…。合わせる顔がなかったんです。
嫌われたと思って、それを直接言われるのが怖くて逃げてたんです。でも、俺は結城が好きです。その気持ちは変わらない。絶対に変わらないんです!」
俺は一気に言った。
ひよし先生は、それを聞いて少し安心したような顔をした。
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