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続続・かなてぃの恋⑩

Side 空 誰もいない屋上。 僕が、涙で目が赤いから教室に戻りたくないって駄々をこねたら、ひよしさんが特別に屋上の鍵を開けてくれた。 鍵は外側(屋上側)からしか開けられないらしいから、人が入ってくることは無い。だから、落ち着くまで居ていいって言ってくれた。 さっきは、みっともなかったな。 学校の廊下で子供みたいに泣いたりして、本当に恥ずかしい。 ひよしさんと喧嘩してたはずなのに、ひよしさんの顔を見たら涙が止まらなくなっちゃって、どうしようもなかった。 「はぁ…」 僕は柵によりかかり、青空を見てため息をついた。 ガチャガチャ ドアを開けようとする音が聞こえた。 ひよしさん、戻ってきたのかな? でも、ドアが開いて入ってきたのは、ひよしさんじゃなくてかなてぃだった。 ✽✽✽ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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