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お騒がせ中学生⑥
料理が運ばれてきた。
理玖君は少年漫画の主人公ばりに物凄い勢いでハンバーグを食べる。
「理玖君、よく噛んで食べた方がいいよ」
「空にーちゃん、お母さんみたい!」
ウケる!と言って理玖君が笑う。
そうかなハハハとかいってとりあえず僕も笑って、オムライスを食べる。
「空にーちゃんって、食べ方可愛いよね」
また水を吹きそうになった。
今度は何?
食べ方が可愛い??
「べ、別に普通じゃない?」
「いやいや可愛いし!詰め込み過ぎてほっぺた膨らませながら食べる感じとか!」
「う…」
確かに、それひよしさんやかなてぃにも指摘される。
あんまり意識してなかったけど、さすがに中学生に指摘されるのはマズイかも。
「直すようにするよ…」
「えーなんで!?リスみたいで可愛いのに!」
リスって…。
「理玖君、僕の事可愛いって言うけど、男に可愛いはダメだからね!」
別にダメじゃないんだけど、中学生にまで可愛いを連発されたらもう自信なくしそうで…。
「いいじゃん!だって可愛もんは可愛いんだもん!」
理玖君に僕の繊細な気持ちは伝わらなかったみたい。
♧♧♧
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