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お騒がせ中学生㉓

そのとき、浴室のドアがガラッと開いた。 ひよしさんだった。 ひよしさんはかなり怒っている顔をしていた。 「…ひよしさん…っ」 ひよしさんの顔を見ると、涙がドバっと溢れた。 目が滲んで、ひよしさんの顔が見えない。 「理玖っ!!」 ひよしさんの怒号が風呂場に響いた。 理玖君はビクッとして後ずさりをした。 その間にひよしさんは、僕を起こして、抱きしめてくれた。 裸で体中濡れていることも忘れて、僕はひよしさんにしがみついた。 「空、大丈夫か?」 ひよしさんの優しい声に安堵する。 「ぅ、ひっく、ひよしさん…っ、キス…して…っ」 僕はひよしさんにせがんだ。 ひよしさんは、優しく長いキスをくれた。 ✧✧✧ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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