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お騒がせ中学生㉔

「や、やめろっ!!」 理玖君が叫び、僕らは理玖君の方を向いた。 「空にーちゃんは俺のものだ!ひよしおじさんなんかに渡さない!俺は空にーちゃんの事が誰よりも好きなんだ!去年、初めてあったときからずっと…っ!ずっと好きだったんだ…!…ひっく、ぐすっ…」 理玖君はだんだんと声を震わせ、最後には泣いてしまった。 理玖君が僕の事を去年からそんな風に思っていたなんて、信じられなかった。 「理玖、好きだったら相手の気持ちをまず考えないとダメだろ?お前は、好きな子に無理矢理キスをして、泣かせたんだぞ?それは絶対にしちゃいけない事だ」 ひよしさんは、理玖君を諭すように言った。 「だって…っ、だってぇ…!ぐすっ…、空にーちゃんを…誰にも…っ、渡したくなかったんだもん…っ!」 理玖君は嗚咽混じりに言った。 「理玖、ひとつだけ言っておく。空は俺のものだ。奪いたければ卑怯な手を使うな。正々堂々と勝負しろ。男だろ?」 ひよしさんはそう言うと、僕の身体をバスタオルで包んでくれた。 理玖君にもバスタオルを投げ渡した。 「少し頭を冷やして、あとで空のところに謝りに来ること。いいな?」 ひよしさんは理玖君に優しく言った。 理玖君はひっくひっくと泣きじゃくりながら、小さくコクリと頷いていた。 ✽✽ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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