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授業どころじゃない⑥

2時間目は僕の好きな世界史の授業だったけど、全く耳に入ってこなかった。 オスマントルコなんてどうでもいいから早く終わって!とすら思っていた。 授業も中盤になり、少し油断したところでまた中のローターが振動した。 「んぁ…っ」 突然過ぎて思わず声を上げてしまった。 近くの席の何人かがこっちを見た。 やば…っ 僕はどうしたらいいかわからず、机に突っ伏して中の刺激にひたすら耐えた。 「ゆ、結城くん?具合悪いの?」 前の席の子が心配して声をかけてくれた。 「だッ、大丈夫…」 僕は机に突っ伏したままなんとかそう答えた。 大丈夫そうには見えなかったと思う。 「結城君?保健室に行くかい?」 先生が近付いて来た。 もう、大丈夫だから放っといて… と思ったところで調度振動が収まった。 僕はほっと安心して、顔をあげた。 「せ、先生、大丈夫なので、授業続けて下さい」 「本当かい?顔が赤いけど、熱でもあるんじゃないかい?」 先生が心配してくれた。 そうだ、熱がある事にして保健室に逃げ込もう、と咄嗟に思いついた。 「じ、実は僕、熱があっ…!やぁ…っ」 まるで狙ったかのようなタイミングでまた振動した。 ✧✧✧ アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825

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