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授業どころじゃない⑧
昼休みになっても僕はもう動く体力もなく、保健室でぐったりしていた。
するとベッドのカーテンがさっと開いた。
「やっぱここにいたか」
ひよしさんだ。
僕はガバッと飛び起き、ひよしさんのシャツを両手で掴んで言った。
「バカっ!ひよしさんのバカぁっ!」
僕は半泣きでひよしさんの腹をどんどんと叩いた。
「空、反省したか?」
「反省…、したから…っ、もうイジめないでよぉ…」
僕はひよしさんを見上げて言った。
「はぁ…、潤んだ目で上目遣いで、顔を赤らめて、蕩けた表情して…。この無自覚を反省しろって俺は言ってんだけどなぁ…」
ひよしさんはポリポリと頭をかいてから僕を抱き上げた。
「わっ、ひよしさん!みんなに見られちゃうよ…!」
「大丈夫。保健室の裏口から駐車場の俺の車まですぐ行けるから。そこでローター取ってやるよ」
「保健の先生は?」
「飯買いに行ってるよ」
ひよしさんは僕を抱えたまま車へ向かった。
✧✧✧
アルファポリスの方がだいぶ進んでいますので、続きが気になる方はこちらをどうぞ♪→https://www.alphapolis.co.jp/novel/79332834/121173825
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