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君に触れたかったんだ⑨
ひとつふたつとボタンが外され、彼の白い肌が少しずつ表れてくる。
ゴクリ。
僕の喉の鳴る音が静かな教室に響く。
なんて淫靡なんだろう。
少しずつ見えてくる薄い胸、柔らかそうな腹、縦長のおへそ。
彼は羞恥で顔を赤らめていたが、それ以上に僕は興奮で顔を真っ赤にしていた。
目も血走っていただろう。
ボタンを全てはずし終えて、シャツの前が開かれ、恥ずかしそうに顔を斜め下に向ける彼。
「あぁ、なんて…、なんて美しい身体なんだろう。何度も想像して自慰をしたけど、想像以上に綺麗だよ。透き通るように白くて、高校生にしては未成熟で、それでいてどこか色気のある。素敵な身体だ。可愛いよ、とても可愛い。あぁ、たまらないよ…」
あまりの美しさに興奮し、気付くと思った事がそのまま口から出てしまっていた。
「…ゃ、やめて…」
彼は泣き出しそうな顔で小さく言った。なんて加虐心をそそるんだろう。
僕は彼にゆっくりと近付き、シャツを優しく剥ぎとった。
彼は小刻みに震えながら、されるがままになっていた。
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