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君に触れたかったんだ⑰
「えっと…、その…、ち、ち、乳首…綺麗だねって言われて、触られて…」
僕は恥ずかしいのを堪えながら言った。乳首という単語を発するだけでも恥ずかしいのに…。
「どんな風に触られた?」
「…あの…、つ、摘まれたり、くりくりされたり…」
「こうか?」
ひよしさんは確認するように両方の胸の突起をきゅっと摘んだ。
「あぁんっ、やぁ…」
「で、くりくりされたのか」
「いやぁ…っ、や、ひよしさぁん…っ」
「その可愛い声も聞かせたんだろ?あの野郎、許せねーな」
ひよしさんは怒りをあらわにしながらも、まるで八つ当たりのように僕の胸の突起を弄る。
「はぁん、あぁッ、ね、もうやだ…」
「他は?どこを触られた?」
「え…、えっと…おへそ…」
「何て言いながらどういう風にされたんだ?」
「か、形が綺麗だねって言われて、指でくりくりって…」
「こんな感じか」
おへそを指でくりくりと弄られた。
「いぁ、やぁっ、んんっ…」
擽ったさに僕は身を捩る。
「で、その後は?」
「…ズボン脱がされて、パンツも脱がされそうになったところにひよしさんが来てくれて…」
「危機一髪だった訳か。そのときは何て言われながら脱がされたんだ?」
僕は顔を赤くしてなかなか答えなかった。
「空?何て言われたんだ?」
ひよしさんに促され、恥ずかしかったけど答えた。
「そ、その、か、可愛いおちんちん見せてって…、すごい形相で…」
「クソ変態野郎だな。生徒じゃなけりゃ半殺しにしてるぜ」
いや変態はあなたもでしょ…って言いそうになったけどグッと堪えた。
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