引き千切る勢いで脱ぎ散らかされた制服。 「あ……っぁ……っん……っ……ん……っ」 ネイビーのハイソックスのみ身につけた夏生はベッドに四つん這いにされていた。 「あ、あ、あ……っせんぱぃ……っ」 一方、邪魔くさいネクタイだけ蔑ろにし、上下の制服を乱し、平凡羊の背中にのしかかった一匹狼。 ものものしげに延々と揺れる腰。 乾いた部屋に奏でられる小刻みな音色。 「んーーーー……っっ」 涙ぐむ夏生はシーツに爪を立てて喉奥に声を詰まらせた。 すべすべした内腿の狭間を激しく行き来する鷹栖のペニス。 すでに何度か吐精しても尚、欲深な熱を宿したまま、一向に衰える気配もなく荒々しく屹立している。 夏生の熱源にも淫らに擦れて、時に前回と同じように汗ばむ掌に一纏めにされてしごかれて、お互いクチュクチュと音が立つまでに濡れ合っていた。 「あ……ん……っっ」 鷹栖先輩、おれ、いいのに。 このまま……おれのナカまで……来ても……。 『夏生……』 『いいです、おれ……先輩が楽になるなら、このまま……』 『……無理すんじゃねぇ』 『先輩こそむりしないでくださいっ』 『……無理とかじゃ、ねぇ……』 「あ」 鷹栖が再び放ったものでさらに下腹部を濡らされて夏生は華奢な腰をビクビク波打たせた。 一匹狼の白濁が満遍なく絡みついてヤラシク粘つく平凡羊の熱源。 まるで所有物としてマーキングされたような。 「はぁ……ッはぁ……ッ……は……ッ」 落ち着くどころかどんどん荒ぶる息遣い。 言葉数もぐっと減り、本当に獣めいてきた鷹栖に伸しかかられっぱなしの夏生は短い爪でもどかしげにシーツを引っ掻いた。 「あ……また……いっちゃ……っ……」 上から下まで濡れそぼった熱源を著しく痙攣させて鷹栖の手の中で二度目の吐精に至った。 ただでさえ連続する絶頂で頭の中がクラクラするというのに。 強引に顔の向きを変えられ、酸欠気味な唇を奪われて、夏生は息苦しそうに切に鳴いた。 獣じみた鷹栖の懐でいつの間にやら虚脱した……。 「お前かっこよかったな、夏生」 「ん……？　たかすせんぱい……？」 「逆に俺がお前に守られた」 ここ……お……お風呂……ですか……！？