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第4話
そしてその日は何も無く終了した。
昼に急に遥斗が「ちょっと遊びに行ってくるね!」と言って出ていった。
今家の中には僕しかいない。家の中探検してみようかなと思い、歩き回っていたら、急に後ろから抱き締められた。
「ひゃぁっ」
「雪斗〜何してるの〜?」
抱きしめてきたのは理斗さんだった。
「びっくりした……。」
「えへへ〜大成功〜」
「探検しようと思ってて……」
「案内してあげる〜」
広い部屋の一つ一つを丁寧に教えてくれたあと、僕の部屋へ送り届けてくれた。
「案内してくれてありがとうございました。」
「敬語外していいよ〜?あと、理斗にぃって呼んで〜」
「う、うん。……理斗にぃ…ありがとう…。」
顔がカァァっと熱くなった。
「カッかわいい。」
と理斗にぃはそういってフラフラしながら自分の部屋へ戻って行った。
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