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Ⅲ 罪と罰③
「総理ッ、総理ッ!何するんですか」
「君のちんちんを見えるようにするだけだ」
陰毛を摘まみ上げて、嗚呼 !
「やめてくださいッ」
「君のは小さいから、ジジィの私にはよく見えないのだよ」
小さい言うな!
……立派とは言い難いけど~。
……って、それ★
総理の手には鋏 が握られている。俺の裁縫セットの鋏だ。
ボタンが取れた時に使う針と糸用の鋏であって。
鋏は、こんな使い方をするもんじゃない。
「君、いいお嫁さんになるよ」
フッと笑んだ直後。
ジョキン
ちぢれた黒い毛が、赤い絨毯に散った。
「動くなよ。君を傷つけたくないからね」
ゆっくり、ゆっくりと。
指が陰部を掻き分けて、茂みを切っていく。俺の茂みがどんどん薄くなる。
いっそ。
俺の衣服を切り裂いた勢いで、一気に切ってくれた方がどんなに楽だろう。
ハァハァハァ
引っ張られては切られる、この繰り返しのやけに丁寧な手つきが羞恥を煽る。
「ヤッ」
「冷たかったか」
ジェルを塗られて。
ジョリ
いつの間にか、彼の手の獲物がT字カミソリに変わっていた。
カミソリの剃った跡に、肌色の皮膚が見える。
毛がない。
「イヤっ」
閉じようとした脚は、屈強な腕に阻まれた。
「キレイにしてあげるから、もう少しの辛抱だ」
俺の毛、なくなってしまう。
なのに。
ビュクン
股間の雄しべが跳ねた。
昂りが上を向いて膨らんでいる。
信じられない。
金属の刃が這う度に、雄の熱が固くなる。
先っぽから、ダラダラいやらしい汁を滴らせて。
興奮してる。
毛がなくなって、もうすぐツルツルの恥ずかしい姿になるんだと想像すると、ビクビク血流が溢れて熱棒が膨張してしまう。
「さぁ、これで仕上がりだ」
ジョリリィ
儚く陰毛が絨毯に落ちて。
「………ァ」
フサフサだった茂みは何もない。
生まれた時の無垢な姿に戻ったキレイな股間で、先走りでベトベトの熱塊が、頭をもたげて主張している。
視線を背けたいほど恥ずかしい自分の姿を目にして、欲望に忠実な肉棒が、ビクンと白濁の蜜を垂らす。
「可愛いぞ」
「ヒアァアァァ」
パクリ
熱棒がねっとりと、生あたたかい感触に包まれた。
後ろの蕾に、ジェルまみれの指が突っ込まれる。
(総理がッ)
口と指で、俺を追い詰める。
前と後ろを同時に嬲られて、雄の欲望を我慢できる筈もない。感じた事のない快感に飲まれて、一気に絶頂する。
「イっ、イクぅっ……イっちゃうゥ、お汁が出るぅぅ」
「出せよ、いっぱい。全部受け止めてやる」
アアァァアアァー!
……あろう事か、口の中に吐き出してしまった。
一国の元首の口に……
指についた白濁をペロリと舐めて、苦いミルクをゴクリと飲み干す。
艶かしさと恥ずかしさで、瞼を伏せた俺は顔を合わせる事もできない。
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