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スライム攻めにメロメロ①
「さあ、早く――ぼくの命令を聞いてよね……優太くん。それとも、君は大切なお仲間であるエルフ達を見捨てるのかな~?」
「うっ……ううっ……そ、そんな事を言われてもっ……」
引田という男から理不尽で滅茶苦茶すぎる命令をされた僕は戸惑ってしまい、なかなか実行に移せずにモジモジと身を捩ってしまう。
そんな僕の態度に痺れをきらしたのか引田という男がニヤニヤと笑みを浮かべてから僕の耳元で囁くのだ。引田という男は顔の造形を含めて容姿は其れほど悪くはないのに、先程から下品な笑みを浮かべてばかりいるせいで――せっかくの美貌が台無しだと、こんなピンチな状況にも関わらず心の中でなんとなく思ってしまう。
仕方なく僕はノロノロとベッドから起き上がり引田という男の前に立つと――、
「い、厭らしい……僕の……姿を……じっくりと見てください――ご、ご主人様……」
「たどたどしい姿もそそるね~♪だけど……何かが足りない。それに、もっとスカートをたくしあげてよ。そうじゃなきゃ、君の綺麗な足が見えないじゃないか……う~ん、もっと刺激的……刺激的な事は……って……そうだ、良いことを思い付いたよ……優太くん」
引田という男の目の前に立っている僕がやっとの思いで命令どおりにメイド服のスカートの裾をたくしあげつつ屈辱的な言葉を言うと、尚もニヤニヤと下品な笑みを浮かべながら楽しげに言ってきた引田という男。
僕が屈辱的な事を強引にさせられている悔しさから引田という男をこれでもかという程にキッと睨み付ける。
「ふふ……ぼくという主人に対する反抗的な態度も――いつまで続くかな?ねえ、ライムス……そいつらの見張りはもういいから……こっちに来てよ」
ふいに、ぼくの方から目線を外した引田という男はナギとサンが閉じ込められている檻の外から、剣の切っ先を二人へと向けたまま見張りをしている男の人へと命令する。
次に何が起こるのか予想も出来ずにビクビクと体を小刻みに震わせて怯えている僕の方へとライムスと呼ばれた男の人が近付いてくる。
どうやら、引田という男の命令にライムスと呼ばれた男の人は背けないらしい。
――そして、
「ひゃっ……あっ……な、何これっ……冷たいのが――僕の足に……や……やだっ……」
「これからは……もっと、もっと――刺激的な時間にしてあげるよ?ヌメヌメしていて……気持ちいいんでしょ……優太くん?」
急にメイド服のスカートの裾をたくしあげていた僕の両足に冷たくてヌメヌメしている粘液まじりのナニかがグニュグニュと纏わりついてきて生理的な不快さと同時に――認めたくはないけれど多少の快感を覚えてしまうのだった。
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