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ようこそ、俺と君との愛の巣へ③ ※ナギ視点
「嫌だなあ……そこまで俺の事を嫌わなくたって良いじゃないか――。まあ、そんな君の生意気な所も気に入ったんだけどね。さて……そんな生意気で魅了的な君に俺から聞きたい事があるんだけど――大人しく聞いてもらってもいいかな?」
「だから、汚い手で俺様の顔に触んなって言ってんだろうがっ……大体、てめえが聞きたい事って何だよ!?どうせ、ロクな事じゃねえんだろ……っ……」
スーツ姿のリッくんとかいう――いけ好かないニンゲンの男は相変わらず体が動かせない事をいい事に俺様の顔と体までも遠慮なく好き勝手に触ってくる。そして、ふいにスーツ姿のニンゲンの男から耳元で囁かれたせいで、思わずゾワッと鳥肌がたってしまうのだった。
「さっき、村にいた奴らって……君の仲間だよね?その中に、エルフがいたけど……その子達もコイツらのように俺の奴隷にしちゃってもいいかな?」
「……はっ…………!?」
このスーツ姿のニンゲンの男が言っているのは――ミストとサンの事だろう。
つまり、スーツ姿のニンゲンの男は俺様から少し離れた場所でガタガタと身を震わせなが、怯えて互いに慰め合っているエルフ達と同じようにミストとサンまでも奴隷にしてもいいか、と聞いているのだ。
「てっ……てめえ、何を考えてんだ!?そんなの、良いわけがないだろうが……っ……!!」
「そっか~……それなら良かった。じゃあ、ハーピーちゃん……いつも通り、例のアレ……持ってきてくれる?あとは……君はこれを付けてね?」
スーツ姿のニンゲンの男は、ニコニコと腹立たしくなる程に満面の笑みを浮かべながら、何が楽しいのか――今度は最悪な事に俺様の顔ではなく着ている衣服をはだけさせてから冷たい空気に晒されて無防備となった胸元や腹を厭らしい手付きで撫でてきたため――ますますゾワッと鳥肌がたってしまうのだ。
――その時、
急に布のような物で視界が遮られて、辺りが何も見えなくなってしまう。
「な、何だよっ……これっ……!?」
「やっぱり――目隠しするのって最高にいいよね。さてと、ちょっと冷たいだろうけど――我慢してね?冷凍スライムが君を気持ちよくさせてくれるはずだよ……時間が経てば……経つほどにね……」
「ひっ……ひゃっ……んんっ……や、止め……ろ……冷たいんだよっ……あっ……んっ……」
――思わず変な声が出てしまう。
急に視界が遮られたかと思えば、そのすぐ後には俺様のはだけた胸元に氷のように冷たくてプルプルしたナニかが乗せられて――しかも、それだけでなくそのナニかがヌリュヌリュと無防備となって敏感になっている胸や腹を這いずり回るのだ。
「じゃあ、この邪魔なお洋服を――全部脱ぎ脱ぎしちゃおうか。エルフの奴隷の皆とハーピーちゃんも――手伝ってくれるかな?」
視界が遮られ、何も見えないのだが恐らくはニヤニヤした表情を浮かべているであろうスーツ姿のニンゲンの男がハアハアと息を荒げながら己の部下へと命令した声が聞こえてきたため――俺様は絶望的な気分に支配されてしまうのだった。
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