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ようこそ、俺と君の愛の巣へ⑤ ※ナギ視点

「うん……俺のお願いっていうのはね――君には永遠に俺のものになる……って誓ってほしいんだよ。アラクネちゃんは君を俺の恋人候補とかって言っていたみたいだけど――そんな、ちゃっちいものじゃなくて、ん~……そうだなあ……前に俺がいた世界でいうところの結婚をしてほしいんだ――」 「――君が死ぬまで……俺の側にいてほしい。勿論、肉体的に消えたとしても……魂は――ずっと俺の物だ。そういう……永遠の誓いを君の口から約束してほしいんだよ……ほら、俺の目をちゃんと見て……誓ってよ?」 ――シュル…… ふいに、スーツ姿のニンゲンの男が俺様の目に付けられた目隠しを外し、快感で口を半開きにしつつボーッとしている俺様の顔を愉快そうに覗き込みながら気色悪い事を言い放ってくる。 そして急に俺様の顎をグッと掴むと、そのまま己の唇を俺様の唇へと半ば強引に押し付け――、 チュッ…… チュ……チュクッ……ヌチュ…… 乱暴に俺様の口の中に自分の舌を入れると、夢中で厭らしい水音をたてながら俺様の舌に吸い付いてきたのだ。目隠しが外されてしまったせいで、嫌でも欲情して興奮しているスーツ姿のニンゲンの男の様子が分かってしまい、あまりの嫌悪感から全身に寒気が走ってしまう。 「……ぐっ………!?」 「ふんっ……てめえなんかに――好き勝手されて堪るか……大体、俺様には……ずっと一緒にいるって心に決めた――だ、大好きな奴がいるんだよ。とんでもなく、ワガママで単純な……お子ちゃまだけどな!!」 興奮し欲情しきって油断しているスーツ姿のニンゲン男の隙を見て、俺様は未だに満足そうに舌を吸い付いている男の舌をガブッと噛んでやった。すると、スーツ姿のニンゲン男が穏やかに頬笑みを浮かべながらも手で口を覆って若干戸惑っているため俺様は鋭く睨み付けつつ言い放ってやるのだった。

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