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束の間の休息④

【メヌヌメ石鹸➡その名の通り、メヌヌメ花から抽出したエキスが、ふんだんに入った自然100%の石鹸。余分な物は一切、入っておらず傷ついた肌の治療効果もあります。【アルラウネ風呂】と同じく保湿性も充分です。甘い香りが特徴であるメヌヌメ花ーーこの石鹸で肌を洗えば貴方を見知らぬ世界へと誘ってくれるでしょう】 ヌチャッ…… ヌチャ……ヌチュッ…… 「ほら、誠――この石鹸って傷ついた肌を治療する効果があるんだって。ちょっと、ヌメッとしてて気持ち悪いけど……あ、ここ……凄い傷になってる!!」 「あっ……ゆ、優太……そ、そこはっ……んっ……も、もう充分だから……止めてくれっ!!」 僕が誠に尚も嬉々としてマッサージを続けていると、ふいに誠の下半身のお腹よりも少し下辺りに大きな傷が出来ているのに気付いた。そして、僕がメヌヌメ花で出来たと書かれている石鹸を、その箇所に優しく塗り込もうと手を伸ばす。 すると、誠が何故か真っ赤になりながら、僕へと言ってきたのだ。 「だ、ダメだよ……こんなに大きな傷を放っておいたら、大変な事になっちゃうよ……って、誠……こ、これ…………っ!?」 「だ、だから……止めろって言ったんだ。優太、お前がこうなった責任とれよ?」 僕がメヌヌメ花でできた石鹸を大きな傷へ塗り込もうとするのを阻止しようとする誠を振りきり――何とか、メヌヌメ花で出来た石鹸を塗り込むと、ふいに誠の下半身に起きた、ある異変に気付いて僕は思わず固まってしまった。 「ま、誠……ここ、こんなに大きくなってるよ?ど、どうしてっ……!?」 「ああ、もう……焦れったいな。それとも、優太……わざと、そういう態度をして……誘ってるのか?」 グイッ――!! ――ピトッ 僕がメヌヌメ花の石鹸でマッサージをしてる内に誠の下半身の、とある箇所が急速に大きく――そして固くなった事に気付いた僕は真っ赤になり動揺しながらも平然を装って誠へと尋ねてみる。 すると、誠が急に僕の手を掴んで己の勃起している箇所を握らせた。そして、石鹸のせいでヌメヌメしている僕の手の上から最初はゆっくりと――そして、徐々に早く動かしていくのだ。 「ま、誠……何か、恥ずかしいよ……っ…………こんな……こんな恋人がするみたいな事……!!」 「おい、優太……お前がエロいせいで俺のここが反応した。だから、責任をとれって……俺は、さっき言ったよな?それに、恋人みたいな事じゃないだろ――恋人同志がする事…………だろ。お前は、もう俺の恋人だろう――それとも、そう思っているのは俺だけなのか?」 ――やっぱり、今の誠はおかしい。 普段の無愛想な誠なら、絶対に言いそうにないような甘い言葉を言ってくれる。 「ううん、違う――誠だけじゃない。僕も誠と恋人になれて――嬉しいと思ってるよ……あっ……んんっ……だから、誠――誠も僕と一緒に……その………イッてほしい」 「…………んっ……いいぞ、優太。一緒に……イッてやる」 ――ゴシ…… ――ヌリュ…… ――ゴシッ…… ――ヌリュ、ヌリュッ…… 「あっ……んんっ……いいっ……もうイッちゃう……イクッ!!」 「お、俺もイクぞっ………!!」 ドプッ……!! ドピュッ……!! 「んんっ……ああ、誠の…………熱い。わざと、僕の顔にかけるなんて……意地悪……」 「良かったぞ、優太――この後も、責任とってくれよ?」 誠の勃起したモノから、わざと僕の顔にかかるように白濁液を放出さたものの、うっとりとした表情を浮かべつつ――心の中では、これから何が起こるのか期待してしまう僕なのだった。 ふと、余りの恥ずかしさから誠から目を逸らしてしまった僕は一番最初に入った緑がかった色の温泉のすぐ脇に貼られている説明書きをチラッと見つめる。 【アルラウネ風呂➡効能・主に疲労回復……また、癒し効果(ただし媚薬入り)もあります。湯の中に入っているプカプカと浮いている物はアルラウネの根っこです。その根っこから、抽出された緑色の湯には癒し成分や媚薬成分が、ふんだんに含まれています。色々な事で疲れてしまった貴方、意中の相手をメロメロにしたい貴方――そんな方々にお勧めの湯となっております】 ――なるほど、だから普段は無愛想な誠があんな態度をとっていたのか。

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