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人魚を探すために僕らができること①
※ ※ ※ ※
「優太…………あまり、その紙を見過ぎていると―――目が疲れ果ててしまうぞ?お前があの娘を助けたいというのも分かるけど、明日の朝――魔力が回復したミストに解読してもらえばいいじゃないか?」
「う、うん…………でも、どうしても気になっちゃって―――それにミストの魔力ばかりに頼りきるのも……悪いし……っ……」
あれから、深い夜が訪れて―――ダイイチキュウから理不尽にミラージュへと転移させられた周りのニンゲン達やミスト達は既に眠りの世界へと誘われていた。
すー、すー、と心地よさそうな彼らの寝息が辺りに静かに響き渡る。
「まあ、お前の気持ちも分からなくもないけど―――今は他にするべき事があるんじゃないか?」
「えっ…………!?」
と、誠があまりにも急に真面目そうな顔つきで僕へと言ってきたため―――思わず穴があいてしまうのではないかという程に真剣な表情で今まで見つめていた【滲んでいて何と書いてあるのか分からないミラージュ言語の羊皮紙】から目を逸らしてしまった。
そして、僕は半ば強引に唇を奪われてキスされている事に今更ながら気付くのだ。
「んっ……んっ……んちゅ……こ、これが……今やるべき事なの!?」
「…………そうだ。お前は黙って、その紙から目を離し―――俺の愛撫に身を委ね、身も心も落ち着かせてから―――眠りに落ちる。そうすれば、見えなかった事も見えるようになる筈だ―――幸い、ここには俺らと今は眠りに落ちてるヤツラしかいないしな」
「あっ…………な、なんか……固いのが……っ…………」
と、そんなやり取りを僕がしている内に急に人が変わってしまったかのような鋭い目付きとなってしまった誠は服へと手をかけると、そのまま僕の上へと伸しかかり(もちろん布団の上からだ)抵抗できないようにした上で、あっという間に裸にしてしまうと半分勃起しかかっている肉棒へ口元を近付けていき―――ぱくっと僕のぴく、ぴくと震えている肉棒を咥えてしまうのだった。
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