11 / 40
第11話
ヤマト視点
++++++++++
綺麗な彼が大きな声を上げて、ボクの口の中に"ドロッ"とした熱い物を出した。
ボクはそれをそのまま飲んだ。
よく分からないけど、別に嫌ではなかった。
だって、彼から出て来たものだからね。
それにね、何だか不思議と飲みたくなる、独特な"甘い"味がしたんだ。
んー……お母さんが、ボクが風邪を引いた時にくれる薬みたいな味?
そしてボクは何だかドキドキして、くったりした彼の白い身体から目が離せなかった。
ピクピク震えているから、ボクは"ぎゅ!"って彼を抱いて、手で撫でた。
そして震えが止まった彼は、泣きそうな感じで抱き付き返してくれた。
良かった! ボクが嫌いじゃないんだ!
……あの時……は、急に白いお漏らしして、恥ずかしくなったんだね?
主に朝だけど……ボクもたまに白いお漏らししちゃうんだ。
そうするとね、ヤトかペルが舐めて、吸ってくれるの。
ね、大丈夫だよ? ちゃんとボクが舐めて吸ってあげたからね。
だからもう泣かないで?
「ん、ちゅぶ、ちゅぷ……ちゅぅちゅぅ……」
「へ!?」
最後の仕上げに、ボクはまた舐めて吸って上げた。
ああした後は、ペニスにこうすると良いってヤトとペルが教えてくれた。
あのね、二人はボクの頭の中にたまに直接話し掛けてくるんだ。
ポツポツとした言葉だけど、ボクも考えれば伝わるみたいで、会話っぽくて出来ると嬉しい。
そして仲直りの意味も込めて彼のペニスの輪郭を舌先でなぞって、綺麗にしていたら……
―…………トロ……
―……あれ?
彼を綺麗にしていたら、ボクのから透明な汁が出てきちゃった……。
何でだろう?
「ヤ、ヤマト様……それっ……」
「?」
彼がボクの腰に巻いている布が濡れたのに気が付いたみたい。
まぁ、布を押し上げているから目立つよね。
キツイし、濡れてこれ以上染みが広がるのは嫌だから出しちゃお。
―ぷる……
布の中からペニスを取り出すと、にゅ、と長さが増えたみたいだ。
そして"ひくん"と一揺れして、先端の窪みから透明な汁が溢れた。
"トロ……ツツツ……"と地面に落ちて、そこに染みが出来る。
ボクのそんな様子を彼が、顔を真っ赤にして凝視していてちょっと驚いた。
喉が"コクン"って、大きく動いたのが見えた。
そしてそんな透明な汁を零し続けるボクのペニスの前に、彼がしゃがんだと思ったら……
「……こ…………今度は、俺が……」
―ちゅ……
あれ? 彼が、ボクのを?
「……ンぁ……っ。ヤマト様……の……先走り……」
綺麗にしてくれるの?
「おっきぃ……口に入りきらない……ンンっ……」
白くないのに、ちゅうちゅう、ぺろぺろを丁寧にしてくれるの?
「はっ……はぁ、はぁ……ちゅ、ちゅ……ちゅぶっ……れろ、れろ……んんっ……ん~~ん、んっ……ヤマ、ト……さまぁ……」
「…………」
シてもらってる間、ボクは彼の頭を何度も撫でた。
柔らかで滑りの良い髪の毛。
撫で続けたら、彼の舌の動きがどんどん大胆になった。
口の周りに泡が出来てるのも構わないで、ボクのペニスを口でゴシゴシしてくれてる。
―……とっても気持ち良いけど、何で?
そんな事を気持ち良くなる中で、ぐるぐると考えていたら、ボクのペニスが大きく膨らんで、下のタマがグンと上がったと思ったら……
身体の奥から熱塊がペニスの中を通って、どうしようもなくて吐き出してしまったんだ……。
―びゅる……!! びゅるるるる……!
「……ぅ、うぁ、あああっ!!」
「!!!」
彼がボクの口の中にドロっとした物を出した様に、ボクも出しちゃった……。
「……はー、はー……はぁ……はぁ……」
「ん、ん……はぁ、はぁ……はぁ……っ」
彼の口の端から、飲みきれなかったと思われる白い液体が流れ出てる。
それを彼の紅い舌が伸ばされ、届く範囲が舐め取られていく。
彼の中に消えていく白い液体。
ボクが…………出した物だ。
初めて、こんな出し方をした……。
そして嬉しそうな笑顔を向けてくる彼を見て、痛いくらいのドキドキが、止らない…………。
止らないんだ…………
ともだちにシェアしよう!