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第17話

ヤマト視点 ++++++++++ 一緒かぁ……。 ラシェルと、一緒にこの山を出る……詳しくは分からないけど、どこにお出掛けするのかな? ……さっきヤトが教えてくれた。 『ここに来た奴等と、この山を出る。ヤマトが役目を果たしたら、ここにまた戻ってこような?』 ボクの役目、って何かな? 「…………」 よく分からないけど、ヤトとペルと一緒にお出掛け、嬉しいな。 でもでも、ボクと一緒に行く為に、さっきのが必要……だったの、少し驚いた。 ヤトが二人……ヤトとシュカになって、ペニスを舐められたり触られたら、ムズムズ我慢出来なくて直ぐに白いネバネバオシッコを出しちゃった。 それにヤトとシュカにたくさん掛けちゃったけど、怒られなかったし、二人とも嬉しそうに飲んじゃった……。ビックリ。 そしてペルクにも何だかシツコク吸い出された。いつもより丁寧で、この事も驚いた。 何でも、『ずっと一緒に居る為に"けんぞくか"して、ヤマトの"じゅうしゃ"になる』為の、ボクの白いネバネバオシッコが必要なんだって。 そういえば、今回のは"特別"なんだって言っていたな……。 ボクとずっと一緒に居るのには、特別な白いネバネバオシッコを飲んでもらう必要があるのかな? そう言えば、ラシェルもボクの白いネバネバオシッコごっくんしてくれた。 あ。でも、ボクもラシェルのごっくんした。 ……ぅうん?  ……あの時、ラシェルに"特別"を上げたら、ボクとラシェルはずっと一緒、になれたって事? どうなのかな? そうなのかな? でも、"特別"って、どう区別するの? 「…………????」 ……ぇっと? ラシェルに"特別"な白いネバネバオシッコを上げれば、ラシェルもボクとずっと一緒だよね? ラシェル大好きだから、ボクの特別にしたいんだ……けど……。 そうしてボクの役目が終わったら、ラシェルも連れてこの山に帰ってくるんだ! みんなで仲良く暮らすんだ~。ふふっ! なら、特別なラシェルは絶対、早めに"特別"にして、山に誘って「行く」って言ってもらわないと! ……そうだ! 大好きなラシェルは、ボクの"お嫁さん"になってもらおう。 特別で大好きな人は、"お嫁さん"にするんだ、って、お父さんが言ってた!! お父さんはお母さんをそうしたように、ボクはラシェルになってもらおう! よし!……ラシェルに会いに行こう! ラシェルに会いたい! もう寝る時間の夜だけど、ボクはラシェルに会いに行く事にした。 今は夜だから木の枝をピョンピョンして、大好きなラシェルの匂いのする方に向かった。 ……危険な獣は夜に活動する事が多いから、夜は特に地面を歩くな、ってパルクがうるさいんだ。 ヤトは平気なのに……。むぅ。 たまに枝が無くなって面倒なんだよね。 飛べるのを呼べば、移動できるけど……夜は苦手そうだからボクは呼ばないようにしてる。 それに、夜はみんな眠いよね? そしてピョンピョンするのも疲れた頃、ラシェルが居るテントに着いた。 木の上からテントの真横に降りた時、途中で"ぽわ"と何かを通過した感じがしたけど特に変化が無いから、まぁ良いや。 ここから、ラシェルの良い匂いが強くする。 「…………」 この中に、ラシェルが居る。間違いない。 「……ラシェル!」 ラシェル、開けて! ボク、会いに来たんだ!  ……ラシェル!!!

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