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第36話
ヤマト視点
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僕はラシェルが好き。
『好き』には種類がある。
僕は、数種類の『好き』を持っている。
僕は、ラシェルに向ける『好き』の答えを知っている。
……綺麗なラシェルのアナルに指を行き来ささせ、その部分を見ていると酷く興奮する……。
早く自分のペニスで同じ事をしたい……。
ラシェルの本当の熱を感じたい……。
その事を想像する度にペニスから汁が零れていく。
本当に突然揺り起こされた、……"知力"。
起こされた事でこの世界の言語の理解はほぼ済んだと思われるが、"起こされた"だけなのでまだ不十分な状態だ。
これから徐々に学び、色々知る事になるのだろうが……。
「……ンぁ、あ、っ……ヤマトさまぁ……」
おっと、ラシェルに集中しなければ。
どんな時の彼も僕は見逃したく無い……。
そして指を増やそうとしたが、ラシェルの戸惑う姿から"まだ"と判断して、僕は別な方法でラシェルをイかせた。
……お互いを触り合った後、まどろむ中で……ラシェルの従者の"ナフス"に声を掛けられた。
ナフスに答えた後で僕の上に頬を寄せるラシェルを抱き、身体の上下を入れ替え、今度は僕が彼を覆う。
そして綺麗な白い肌の胸部に唇を寄せ……
「―……ラシェル……」
「ぁッ……ヤマトさま……」
ラシェルの薄桃の乳首に吸い付き、舌先で尖りを震わせる。
程好い弾力を有しているそれを丁寧に扱い、柔らかさを潜めた硬いものへと育てる。
そうして変貌したものは桃色を紅色に変化させて、僕を誘惑してくる。
僕はもちろんその誘いに飛び乗り、ラシェルの乳首を吸う。
特に"何"と言う味わいは無いのだが、その部位はとても魅力に溢れている。
「ヤマ……ト、さ……ま、朝食に……食堂へ……」
「うン……」
熱い吐息と共に、真面目なラシェルが僕に次の行動を促してくる。
僕はじゅるじゅるとラシェルの乳首を吸い啜りながら、一応返事をした。
左から右へと可愛がる対象を変え、同じ行動をして愛してあげる。
そして僕はとても名残惜しいが、ラシェルから身体を離した……。
……あまりやり過ぎるとお互いの身体が昂って、収まりがつかなくなるからだ……。
お互い半勃ちだが、一回出しているから……取り合えず収まるだろう……。
それにしても、ラシェルの弟……"ジークラン"……。あれは要注意だ。
彼はラシェルを狙っている。僕には分かる。
ラシェルとは僅かだが別な匂いがした。
だから、一層危険だ。
―……同じで違うから、彼はとても危険なんだ。
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