「なんで柔らかいの？」 答えない歩のズボンを脱がせる。 「な、なんで脱がせんだよ！」 「ワイシャツに下着だけってエロいよな。」 「何言って……」 「歩。答えろ。なんでか、理由を聞いてる。」 射抜くように見つめて、語尾を強くする。 「…………」 赤い顔して困った顔した歩が可愛くて可愛くて、どうにかなりそう。 「………………俺の事、好きなら教えて。」 答えが返ってくるまでに、時間がかかった。 「歩？」 覚悟したように歩が顔を上げる。 「…………で」 「え？」 「…………………………自分でやった。」 「…………」 真面目な歩が一人で……？ 「お、お前のせいだ！毎日、お前が俺にやらしい事ばっかりするから！！」 「前だけじゃ足りなかった？」 言い当てられ、赤かった頬が更に赤くなる。 「う、ぅ……うるさい！！」 ヤバイ。なんだ。コレ…… ……………………嬉しい！ 怒ってる歩が可愛くて………… 照れ隠しで大声で怒鳴る歩を布団に押し倒した。