44 / 51

43

僕の部屋に先生がいる。 なんか変な感じだ。 先生は、僕が3日も学校を休んでいることが気になって、住所を調べてわざわざ来てくれたらしい。 僕は、先生に会えたらすごく安心してしまって、堰を切ったように話をした。 あいつにイタズラされていた事、親戚の支援で高校に進学した事、学校を休んだ理由… まるで、ダムが決壊したかのように、今まで誰にも話せず、心に留めていた全てを、先生に話した。 僕は時々泣いたりして、嗚咽混じりで、言葉もたどたどしかったと思う。 それでも、先生は黙って聞いてくれた。 全てを話し終えると、先生は「辛かったな」と言って、頭を撫でてくれた。 涙が次々と溢れてくる。 僕はよく泣くと思うけど、こんなに泣いたのは初めてだった。 それにこんなに喋ったのも初めてだ。 僕、あまり喋らない方なのに… 僕は先生の胸の中で、たくさん喋って、たくさん泣いた。 泣き疲れて、気づいた時には眠ってしまっていたみたいだ。

ともだちにシェアしよう!