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第38話
「んもーっ。先輩のエッチ。チンコミュニケーションの前に、じろじろ見ないでくださいよ!」
「チンコミュニケーション?」
ひび割れた鏡の前に座ると、髭を剃りながら僕を見る。
ああ。駄目。バッキバキになっちゃう。
僕、膨張したらもっとグロいちんこになってしまうのに。
「そうですよー。先輩のおちんちん、こんにちはー」
「うひょい!」
「握手しただけでしょ。チンコミュニケーションの挨拶」
「お前、野郎のチンコ握っていやじゃねえのかよ。ってか、その挨拶、ふつうはしねえよ」
「うっそ。仲いい女の子たちは皆、口に咥えたりぷにぷに触ってくれたりするのに」
「なんだって!」
まあ普通はしないの分かってる。
けど、面倒見のいい先輩面してくれてる先輩ならば、許してくれそう。
ついでに起たせようと思ったが、ふにゃふにゃで起たなかった。
っち。先輩は男に欲情しないみたいだな。
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