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監禁したいぐらいの愛がこぼれてる。

羊谷 明昌の場合。 僕は、めえめえ泣きながら通学電車の中、OL二人のおっぱいに挟まれて泣いた。 昨日、僕をお姫様抱っこして保健室へ連れて行ってくれたのに、今日は違うサラリーマンを抱えて駅員のところへ行くなんて。 僕だけじゃなくほかの人も簡単に抱きかかえちゃうなんて、先輩の尻軽ビッチ。 誰でも簡単に抱きかかえちゃうなんてビッチだ。 僕だけが特別だったわけじゃない。僕みたいに貧弱そうな人を放っておけない兄貴肌。 もう僕の中身がエロ大魔神で貧弱じゃないとわかった今、ポイ捨てなんてひどい。 やり捨て並みに、ひどい。 「ううう……先輩、好きだよう……ううう。おっぱい揉みたいよう……」 「あっと、頑張ってね」 「ディルドだけは、連絡くれたらいいの教えるからね」 おっぱいで励ましてくれていた二人も僕の様子に本気で引いて、そそくさと電車を降りて行った。 でも確かに駄目なんだ。僕にはあの二人の体じゃもう駄目なんだ。 今まで抱いてきたどの女よりも、先輩が好きなんだよ。 体の相性だってばっちりの予定だし。 「……これが片思いってやつなのかな」 胸と股間が苦しい。 先輩の写メを見ながら、両方がきゅんと切なくなった。

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