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第104話

お前はちんこに栄養が行き過ぎだし、家には帰ってないふらふら野郎だから、俺とあんま変わらないだろうが……。 「えー舎弟くん、すげえ、テストほぼ満点じゃん」 「俺にも見せて、うげ、すげー」 「は!?」 急いで奪うと、返ってきている答案用紙全て95点以上。 化け物だ。うちの高校は100点とらせなようにってわざと難しい問題を作る陰険数学教師や応用問題大好き野郎や、習ってなくても知識として知ってて当たり前とかいう国語教師がいるのにか。 「先輩、僕で良ければ手取り足取り――ナニとり教えてあげますよ」 「いらん。お前だけは嫌だね」 「でも、他の先輩たちも受験や就職試験で忙しいのに、先輩に手を取られてて落ちたら責任取れます?」 俺の肩をゆびでくりくりするのはやめろ、変態。 「い、いらん。先生に聞く」 「駄目ですよ。その体で先生と二人っきりとか。いやらしい」 何を想像しているかわからんが、いやらしくなる要素が全くない。 「あ、僕、高校受験の時に使ってたドリルとか参考書とか……どっかのお姉ちゃんの家に置いてあるかも。誰の家かな。うーん」 「そんなん使うか! 俺はお前の力は絶対に必要としねえ」

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