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第109話
僕は机の下から出ると先輩に顔が見えないように後ろに回り込んだ。
そして、ガムテープを目に巻いた。
「は? おい、こら、てめえ、明昌だな? てめえ、なんのつもりだ?」
ガタガタうるさい先輩の口をガムテープを貼ろうか悩んだけど、先輩の声は聞きたい。
「うおおおおおおお」
立ち上がろうとして足に巻いていたガムテープがぴきぴき言っていたので慌ててもっと巻き直す。やっぱガムテープは紙ではなく布を買えばよかった。
このままでは、暴れて引きちぎられるのではないか。
仕方ないので先に、責めることにする。
耳に舌をいれて、くちゅくちゅと舐めだすと『が!?』と動きが止んだ。
「な、なんだよ、気持ち悪い。やめっ」
耳に唾液を絡ませた舌を入れて、形をなぞる。十分に濡れたら指を入れて、ちゅくちゅく音を立てて出し入れする。
真っ赤になった先輩の耳が面白くて、ふっと息をかけると悩ましげな声になった。
そのまま先輩の持っていたシャーペンで中をいじると『な、なんだよ』と不安げな声になった。
目が見えない分、敏感になっているのが楽しい。
ふと、机の裏を見ると、先輩のちんこから床に糸のようにだらだらと先走りが垂れて水たまりができている。
耳だけで感じちゃってる。
いや、見えていないこの状況に感じてるのかな。
面白くて、ちんこの先端にもシャーペンのさきで弄ると大きく体を揺らしていた。
「や、やめっ 何で触ってんだよ、明昌」
「……」
「明昌!」
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