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第147話

親父は明昌の説得もあり、作業療法士と共にリハビリの打ち合わせをすることになった。 甘ったれたことを言うたびに嫁(?)である明昌の言葉に尻を叩かれていた。 アイツは変態だが頼りになる。 「就職先ねえ。私のサロンならウエルカムですが、そうだ」 弟三人と厄介になっているマンションの一室に戻ると、樹木寺さんがクリーニングしてくれていた俺たちの服をもってやってきてくれたところだった。 昨日までホテルを貸してくれてたんだが、小学生の三人が贅沢三昧で暴れるわ壊すわうるさいわで、庭の片付けが終わってないが強制送還しようとしていた。 そんな俺を見かねて、マンションを貸してくれることになったんだが……到着してみて分かったが広い。 部屋なんて、寝る部屋とご飯食う部屋さえあればいいって言ったのにめっちゃくちゃ広い。 「これ、家賃……」 「ああ、うちでモデルルームに使ってた部屋だから大丈夫。モデルルーム見に来る時間は君たち大体学校でいないだろうしね。……体で払ってくれてもいいけど」 上下にシュッシュっしてくる手はいやらしい。 「いや、なんか明昌が不機嫌だからよお、それもやめる」 「あれ、つきあったの?」 「……付き合ってない」 ――

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