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第151話
「お邪魔しまーす。今日は僕もここに寝るからね」
明昌は俺の顔を見ずに、そのまま弟たちの方へ駆け寄っていった。
「おい、明昌」
「ん」
まるで某トトロのカンタみたいに、手を差し出す。
黙って受け取り、中身を見る。
中身は丸ごと焼いたにんにく二つ。
「なんだ、これ」
「ああ、にんにくも精力高まるからですね」
「うげ」
樹木寺さんが用意してくれた弁当に俺だけにんにく二つ追加ってか。
意味わからねえ。
「ああ、でも私は明昌くんでもいいですよ」
「なにが」
「飲めるなら、彼の方が濃くて量が多そう」
「は!?」
何をバカなことを言うのかと思って呆然としていたら、明昌がゲームをしていたガキ三人の方から俺たちの方へ来る。
「僕はいいですよ。ここ数日、残念ながら女に立たなくて、でも性欲はあるし」
「いいんですか?」
「樹木寺さんが舐めて立たせてくれるんだよね? できるの?」
小ばかにするように笑った後、挑発的に樹木寺さんの顎を指で掬うように持ち上げた。
「僕、化け物だよ。いい?」
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