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車が、立花さんの後ろから貫き穿つ度に揺れる。 中を立花さんが動く度に中の襞がひくひくと蠢いて、俺は小さな声を呑み込んで口の中の指を噛む。 窓を開けられ満月が見える。 結局この一ヶ月、俺は何も変わっていないし、立花さんが俺を優しく扱ってくれる事はなかった。 菊池さんにも、もしかしたら時雨壮の二階から誰かに見られてるかもしれないのに。 こんなのって酷すぎる。 立花さんは俺を犬か猫としか扱ってくれない。 涙がじわりと滲んできた。 「窓を開けた途端、凄い締め付けだ」 「ぃゃっ やっん いっ」 「満月に浮かぶ榛葉くんの肌、艶めいてますねぇ」 「―――――っ」 恥ずかしい姿を暴かれてなんどこんな。 「んんん」 内蔵を引きずられるように取り出したかと思うと、ぐっと奥まで貫いて、奥にカツンカツンと当たっている。

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