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「君が酷い仕打ちを何時間もしたせいで高熱が出たのは言われなくても予想はついたけど」
到着した緑が買ってきた荷物を置きながら、怪訝そうな顔をする。
「なんで榛葉くんの隣で君が寝る必要があるんですか?」
熱冷ましシートのビニールを剥がして榛葉の額につける。
「榛葉の部屋にはまだベットがない」
「俺がそれは手配しますが……」
「発砲事件も怖かったのだろう。魘されるから隣にいた方がこいつも安心する」
発砲事件がそれほど恐怖だったのに、榛葉は俺と菊地を心配して時雨荘まで来たのか。
どんな気持ちだったろうか。
心配して来てみれば俺にまた無理矢理組み敷かれ、玩具で何度も何度もイかされて。
「一番酷い事をした優征が隣にいるなんて…それしかすがれる体温がないなんて。榛葉くんは本当に可哀想ですね」
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