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第122話
「っ」
その動きが気持ち悪かったけれど、目をぎゅっと閉じて耐えた。
「こんなに綺麗で、美しい髪なのに本当に男なのか。胸がないな」
「下も脱がせましょう」
「!?」
ゴムのズボンが簡単に脱がされ、そのまま下着も脱がされてしまった。
そして、乱暴に藤宮さんが俺の足を割る。
両手を縛られてるから隠せず――露わになってしまう。
「毛が薄いな」
クスクスと佐之助さんに笑われた。
目を閉じて耐えているけど、悔しくて泣きそうだ。
「こんなに薄いのなら――無くても変わらないだろう。優征の代わりに剃ってやろう」
「!?」
まるで、台本があるような台詞に違和感を覚えた時にはもう遅かった。
シューピングクリームと剃刀を持った藤宮さんが俺に馬乗りになると、壊れた様に笑った。
そのまま、俺の足元まで降りると、中心部にクリームを拭きかけて剃刀で剃り始めた。
それをベットサイドに置かれたカメラが撮っている。
やだ。
いやだ。
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