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第133話

「勝負をしよう。もうすぐ此処に優征が来るだろう」 「へ」 「それまでに私を満足させれたら――今後、お前たちの回りに近づかないと約束してやる」 ギシギシとベットが軋むと、佐之助さんが馬乗りになってきた。 「舐めてイかせろ。舐めても無理なら、自分で足を開いて入れて、腰を振るんだ」 カチャン 手を拘束していた手錠を外された。 「こんな商売しているからね、信頼だけは大切にしている。私は嘘をつかない」 着物の帯を外して、佐之助さんは捲ると、佐之助さんが取り出したモノは、全く硬くなっていなかった。 その時、下からドアを蹴破るような荒々しい音と共に、怒鳴り合いが聞こえ出した。 「ほら、ね。始まった」 立花さんが来た? そんなこと、あるはずないのに。 「君が拳銃を力んで取り出す映像も下に送ってあげよう」 「や、やめてくださいっ」 「じゃあ、早く。一生、私の影に怯えるのですか?」 ニヤニヤと笑う佐之助さんを睨みつけながら、恐る恐る俺は口を開けた。

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