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第326話
すでにキスは蜜柑のあじで甘ったるいし、部屋中、吐息と蜜柑の香るが充満していて、お互い此処で止まれるほど理性も残っていなかった。
洋服の中に手を入れられ、指先でカリカリと刺激される。
「ふぁっ」
駄目だ。
胸だけでも感じてくる。
後ろに逃げようとしても足はこたつの中のせいで逃げられず、
俺の舌を吸い上げる優征に抵抗しようとしたら、胸をぎゅっと摘ままれた。
「いっ ぃやっ」
「ん? 嘘つくとお酒飲ませるけど。えっちの記憶が無いの、お前は嫌なんだろ」
「此処で本当にするの?」
俺はプルプルと震えるが、胸の感度を人質に取られ抵抗はできない。
「名付けて、炬燵プレイだ」
名づけるなーー!
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