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第48話 パフューム 4-3
伝い落ちるものを舌先ですくえば、肩を震わせぎゅっと目とつむった。
「……瑛治、待て」
「待てません。全部脱いじゃいましょう」
「あ、やめっ」
さんざん貪ったあと唇を開放すると、制止の声がかかる。どんどんとペースが俺に傾いているのが気になるのだろう。しかしそんな声は気に留めず、スラックスとボクサーパンツのウエスト辺りを両手で掴むと、俺は一気にそれらを引き下ろした。
「お前、変態くさい」
そこに現れた濡れそぼった昂ぶりと、すらりとした綺麗な脚を目の前にしてつい鼻息が荒くなってしまった。剥き出しになった足の指先を舐めたら、くすぐったいのか眉をひそめられた。けれどその表情が色っぽくて、続けて指を一本ずつ含んで舐め上げた。
「変態でもいいです」
指の股まで丹念に舐めて、足の甲や足首にまで舌を這わせた。
「お前、しつ、こい」
小さく何度も跳ねる身体を抱きしめて、肌に鼻先を押しつけたら頭を軽く叩かれた。しかしこの香りはたまらなく欲しくなる匂いだ。何度も優しく口づけていけば、堪えきれずに唇から漏れた声が微かに聞こえてくる。
「あっ……ぅん、瑛治っ」
優しくあますことなく舌で撫でキスをすると、足先できゅっとシーツが握られ、広海先輩の両手が俺の頭を引き寄せるように力がこもる。
「広海先輩、大丈夫?」
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